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釵子
「釵子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
釵子の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「邪宗門」より 著者:芥川竜之介
つ》と異ったは、日頃つややかな黒髪が、朦朧と煙《けぶ》った中に、黄金《こがね》の
釵子《さいし》が怪しげな光を放って居っただけじゃ。予は絶えて久しい対面の嬉しさに....
「玉藻の前」より 著者:岡本綺堂
。彼女は漆《うるし》のような髪をうしろに長くたれて、日にかがやく黄金《こがね》の
釵子《さいし》を平びたいにかざしていた。五つ衣《ぎぬ》の上衣《うわぎ》は青海波《....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
の佐女牛の屋敷へ持参せい。――わが家の倉にある伽羅、油、宋の薬、白粉、唐織、珠、
釵子、欲しい物と交易してやる。楮幣と引き替えで売ってやろう」 遊女たちはやや色....