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鈍磨
「鈍磨〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鈍磨の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「一九四六年の文壇」より 著者:宮本百合子
て無知にされ、価値判断を抹殺された今日の若い人々の間に、こういう信じがたい感情の
鈍磨があることも、私たちは十分勘定にいれなければならないと思います。民主主義文学....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
人は少しも科学に対する人間的興味を増進し得ないばかりでなく、専門の科学者自身も、
鈍磨することはあっても決して利口になることはあるまい。でここには何か間違いがある....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
のいきさつ、心持、それを人並より潔癖であるとされている作者でも、環境とその自省の
鈍磨、いい痛棒のくらわし手がないと、こういう極めて人間の真髄的な箇所で、潔癖の反....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
者を、芸術のそとのことのように思う、非芸術さ、或は職業によって固定された感受性の
鈍磨。 もしや、もしや、私たちの貧乏は分りつつ、ユリ、とお考えになると、何だか....
「日記」より 著者:宮本百合子
とともに、少し、理智的な者に、一種反感に似た不快を与えて居る。親の無反省、良心の
鈍磨は、次代の子供達が或程度まで成長すると、必ず失望と同時の批判的傾向を助長させ....