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鉄嶺
「鉄嶺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鉄嶺の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「満韓ところどころ」より 著者:夏目漱石
いと云って先へ立ってしまった。 二 小蒸気《こじょうき》を出て
鉄嶺丸《てつれいまる》の舷側《げんそく》を上《のぼ》るや否や、商船会社の大河平《....
「船」より 著者:島崎藤村
行き、京城《けいじょう》へも行き、木浦《もっぽ》、威海衛《いかいえい》、それから
鉄嶺《てつれい》までも行った。支那の中で、一番気に入ったところは南京《ナンキン》....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
方面で彼の穴籠りなどもして、砲丸の下に往来した末が、旅順の陥ると共にまた奉天から
鉄嶺を越して、何とかいった地方までも従軍した。この通訳官は中途から辞職して帰った....
「私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
で野良犬と二人(?)きりで同居したこともある。奉天の掘立小屋に住んで亜炭を売り、
鉄嶺では金がなくてとうふばかり食っていた。大工の細君と仲良くなり、逢引きがばれて....