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「鉄帽〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鉄帽の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地底戦車の怪人」より 著者:海野十三
いからである。そんな大きな頭の人間だったら、じぶんのあたまには、とても陸軍制式の鉄帽が、すっぽりはいるわけがない。 わけは、さっぱり分らないが、彼は、たくさん....
猿の図」より 著者:三好十郎
ーンと鳴声。ラジオから響いて来るブザアの音。ツヤ子すばやい動作でラジオ台の下から鉄帽を引き出してかむり、床の上に腰をおろし戸外の空をのぞいて見ながら、鉄帽の中に....
その人を知らず」より 著者:三好十郎
近づいて来る。ローソクの光の中に浮びあがって来た彼の姿は憔忰し切っている。左手に鉄帽をかかえている。青いボンヤリした顔で妹を見おろしている。治子は祈りの中に我れ....
三国志」より 著者:吉川英治
弾を撃つ石弩もある。 輜重には、木牛流馬と称する、特殊な運輸車が考案され、兵の鉄帽(鉄かぶと)から鎧にいたるまで改良された。 そのほか、孔明の智嚢から出たと....