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「鉄幹〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鉄幹の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
田舎教師」より 著者:田山花袋
合わせてみることに興味をもって、琴の六段や長唄の賤機などをやってみることがある。鉄幹の「残照」は変ロ調の4/4でよく調子に合った。遅くまでかかって熱心に唱歌の楽....
大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
を発表し、 川上眉山は、「宝の山」を、 土田翠山は、「小英雄」を、 与謝野鉄幹は、「小刺客」を書き、 黒岩涙香に依って、「巌窟王」「噫《ああ》無情」が翻....
婦人と文学」より 著者:宮本百合子
叉」をかかせるようになった。蘆花の「不如帰」の出たのは三十二年である。 与謝野鉄幹を中心とする新詩社から『明星』が発刊されたのが三十三年であって、『明星』のぐ....
婦人作家」より 著者:宮本百合子
清輝、岡田三郎助、青木繁、石井柏亭など日本の洋画の先駆をなした画家たちが、与謝野鉄幹を中心として「新詩社」を結成した。二年前に『文学界』が廃刊された。鉄幹は透谷....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
して新たなものを樹てたのは、一葉の時代は文学界のロマンチストたちであり、晶子のは鉄幹です。女が男と共に文学上の責任をとっていなかったのが歴史です。だから近代に到....
三筋町界隈」より 著者:斎藤茂吉
の大海嘯があり、足尾銅山鉱毒事件があり、文壇では、森鴎外の『めさまし草』、与謝野鉄幹の『東西南北』が出たころ、露伴の「雲の袖」、紅葉の「多情多恨」、柳浪の「今戸....
」より 著者:森鴎外
るからであった。しかしまだ新しい小説や脚本は出ていぬし、抒情詩では子規の俳句や、鉄幹の歌の生れぬ先であったから、誰でも唐紙に摺った花月新誌や白紙に摺った桂林一枝....
回想録」より 著者:高村光太郎
は別にいなかったけれど、学校で回覧雑誌などを出したことがある。そのうちに、与謝野鉄幹先生の「明星」が出て、暫くたってからそれに入ったり、又それ以前には久保先生の....
詩語としての日本語」より 著者:折口信夫
者にすら、生命の感じられない死語の摂取せられている事である。泣菫の語彙を批評した鉄幹は、極めて鄭重な言い廻しではあるが、極めて皮肉な語気を以て噂した(明星)。 ....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
いるうちに、古い水彩画家の中沢弘光氏が描いた「平家物語帖」と題したものに、与謝野鉄幹氏が序文し、晶子女史が小色紙二十余枚に、平家を歌った合作帖を見出した。これは....