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鉄心
「鉄心〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鉄心の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
「そうさ、禅語に鉄牛面《てつぎゅうめん》の鉄牛心《てつぎゅうしん》、牛鉄面の牛
鉄心と云うのがある」
「そうして君はその標本と云う訳かね」
「そうでもない。しか....
「雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
流れて来る。
「なあに、今夜、おれがしょぴき出すから、女を一匹、谷中《やなか》の
鉄心庵《てっしんあん》ッて古寺にかつぎ込んでくれりゃいいんだ」
と、闇太郎が言....
「科学者と夜店商人」より 著者:海野十三
に成功しているのであった。その代り電柱の上のポール、トランスは今や過負荷のために
鉄心はウンウン呻り、油はジュウジュウとあぶくを湧き立てて対流をはじめ、捲線の被覆....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
く、他にも多くあった。その中で成功した一人はスタルゲヲンで、電磁石の発見をした。
鉄心を銅線で巻き、銅線に電流を通ずると、
鉄心が磁気を帯ぶるというのである。 か....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
―スパイによって、煽動刑事によって、拷問によってである。白洲に引き出された囚人は
鉄心臓の判事の苛酷や、当時の老練極まる法官の悪意に対してどんな弁護士を頼むことも....
「三国志」より 著者:吉川英治
るを追って、関羽も物々しくうしろへ迫った。 すると※都がふり向いて、 「忠誠の
鉄心、われら土匪にすら通ず、いかで天の感応なからん。――君よ、他日来たまえ。われ....
「三国志」より 著者:吉川英治
し予に過ちあったときは遠慮なく善言してくれい。それが忠誠である。……以上のことを
鉄心一体に持てば、いつか今日の辱をぬぐえるであろう」 漢中の軍民は、伝え聞いて....