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「鉄脚〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鉄脚の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
シンを踏んでいる女の肩から上のところが見えたり。二三軒先に小さいカフエがあって、鉄脚の白い小テーブルと碧《みどり》と黄とでぬった小椅子が往来に出ているというよう....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
と、啓之助が縁を下りたのを見て、原士の中にまぎれていた一角もそこへ出て、篝火の鉄脚を五、六尺ほどつづらの側へズリ寄せる。 焔をゆたぶられた松薪の火、パチパチ....
黒田如水」より 著者:吉川英治
た。そこの境にはいつも番の武士が交代で付いているからだった。 ――遠くに、赤い鉄脚の灯し火が見える。いないようだ。官兵衛はそう見すましてからまた、窓の下まで這....