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鉄血
「鉄血〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鉄血の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
るヒロイックな権力表現を求める詩人が、果して真に生れたる英雄であり、ビスマルク的
鉄血心を持っているところの、真の独逸《ドイツ》軍人であるか否かと言うことである。....
「上海の渋面」より 著者:豊島与志雄
研究所の上野太忠氏の斡旋に依るものだった。そして日本側と関係のある人々の許には、
鉄血鋤奸団などというものからの脅迫状が舞い込んでいる。 彼等は何かしら憂鬱そう....
「今昔茶話」より 著者:国枝史郎
、この頃のビスマルクは、もう昔のビスマルクではなく、ナポレオン三世を屈伏させその
鉄血外交の手腕を発揮しつつあった時であった。 さて、夜会の席で、ビスマルクとゴ....
「三国志」より 著者:吉川英治
。 「忠義を旗に書いて待っているだけでは駄目です。もっと憂国の至情を吐露なさい。
鉄血、人を動かすものをぶっつけなさい」 「どうしたらいいか」 「檄を飛ばすことで....
「三国志」より 著者:吉川英治
趙雲とわしとは、艱難を共にして来た仲である。彼の志操は清きこと雪の如く、その血は
鉄血のような武人だ。わしは信じる。なんで彼が富貴に眼をくらまされて、その志操と名....