鉢叩き[語句情報] » 鉢叩き

「鉢叩き〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鉢叩きの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
歌行灯」より 著者:泉鏡花
戯をするげに言います。が、別に可恐い化方はしませぬで。こんな月の良い晩には、庭で鉢叩きをして見せる。……時雨れた夜さりは、天保銭一つ使賃で、豆腐を買いに行くと言....
善悪両面鼠小僧」より 著者:国枝史郎
口真似、阿呆陀羅経からトッチリトン、安来節から出雲節、芸のない奴は逆立をする。お鉢叩きに椀廻し、いよいよ窮すると相撲を取る。越後の角兵衛逆蜻蛉、権兵衛が種蒔きゃ....
間人考」より 著者:喜田貞吉
或いはナカマ(文字に中間・仲間・半間など書く)という。郷土研究所載柳田國男君の「鉢叩きと其の杖」の文中に、広島県特殊部落|調を引いて、 広島県阿佐郡○○村には○....
無月物語」より 著者:久生十蘭
月、月初めの三日、清水寺の籠堂でお籠りをすることを聞きつけると、走水の黒鉄という鉢叩きに烏面《からすめん》をかぶせ、天狗の現形《げんぎょう》で籠堂の闇に忍びこま....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
る三昧聖の徒が、瓢を叩いて念仏を唱えながら、これを瓢叩きといわずして、世間から「鉢叩き」と呼ばれているのも、ハチ叩きの意であろう。山陰道筋では、近い頃までこの流....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
代の算所太夫のようで、また御霊会の風俗踊りに加わって前棒を勤めたのは、田楽法師・鉢叩き・鉦打にも似通うところがある。 今北国で活動している越前万歳は自らショウ....