鉤爪[語句情報] » 鉤爪

「鉤爪〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鉤爪の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
状《かたち》猫のごとくにて大きさ牛のごとく黄質黒章《きのしたじくろきすじ》、鋸牙鉤爪《のこぎりばかぎのつめ》鬚健にして尖《とが》り舌大きさ掌のごとく倒《さかさま....
蟹工船」より 著者:小林多喜二
くなり、市場も大体開拓されつくして、行詰ってくると、資本家は「北海道・樺太へ!」鉤爪をのばした。其処では、彼等は朝鮮や、台湾の殖民地と同じように、面白い程無茶な....
雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
―」 と、いい表わし難い、鬼とも、夜叉とも、たとえようのない異形を見せて、長い鉤爪《かぎづめ》を伸ばして、つかみかかろうとするのを、 「わあッ! おたすけ!」....