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鉱物
「鉱物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鉱物の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
塩化物、硫化物、燐化物を含んでいる。また一方隕石中には、地上の火成岩中に頻出する
鉱物、すなわち、石英、正長石、酸性斜長石、雲母、角閃石、白榴石、霞石を含んでいな....
「赤外線男」より 著者:海野十三
な紙函を載せて、乙吉の方にさしだした。 「これは……?」乙吉の受取ったのは、よく
鉱物の標本を入れるのに使う平べったい円形のボール函で、上が硝子になっていた。硝子....
「地中魔」より 著者:海野十三
こまで送ってくれた自動車の中から、一人の怪人物がノコノコおりてきたが、これがいま
鉱物学者として世界に響いている、真鍋博士だったので、二度びっくりだった。博士はス....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
起ったんですか」 「いや、故障ではない。われわれの場合は、燃料の一種とするための
鉱物を、この倉庫においてあるので、それを取りに来たのだ」 「やっぱりウラニゥムみ....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
っかりした声で甥のほうへ口を近づけて語りだした。 「この宇宙には、わが地球にない
鉱物などをふくんだ星のかけらが無数に浮かんでいるんだ。その星のことを、宇宙塵と呼....
「海底都市」より 著者:海野十三
てもう人間が歩けるようになっている所がありますから、そこを見物しましょう、どんな
鉱物が掘りだされるか、おもしろいですよ」 タクマ少年は、ずんずん歩きだす。僕は....
「ふしぎ国探検」より 著者:海野十三
物を売る店の商売なんか大したものではありません。主な仕事は、海底を掘って、貴重な
鉱物をとること、いろんな深さの海でお魚をとること、海水の中から金をとったり、貴《....
「金属人間」より 著者:海野十三
早く見ておいたがよろしい。社会科に関係あり、理科に関係あり。 このめずらしい『
鉱物』を見おとしては一代の恥《はじ》ですよ。さあ、いらっしゃい。入場料はびっくり....
「海神別荘」より 著者:泉鏡花
でありまして、この国の微妙なる光に展きますると、森羅万象、人類をはじめ、動植物、
鉱物、一切の元素が、一々ずつ微細なる活字となって、しかも、各々五色の輝を放ち、名....
「人造人間戦車の機密」より 著者:海野十三
であったが、しかもなお彼は抗日精神に燃え、この広大なる濠洲の土の下に埋没している
鉱物資源を掘り出し、重工業を旺んにし、大機械化兵団を再建してもう一度、中国大陸へ....
「火星兵団」より 著者:海野十三
でない――と言う。では、いったい何であろうか)
動物でない――と言うと、植物か
鉱物か二つのうちの一つであろう。しかしそれはあまりに変なことだ。
なぜと言って....
「幽霊船の秘密」より 著者:海野十三
。目的地は南米であり、たくさんの雑貨類をいっぱいに積みこんでいる。そのかえりには
鉱物と綿花とをもってかえることになっているのだった。この物語は、その和島丸の無電....
「桃のある風景」より 著者:岡本かの子
サンタマリア寺」を見た。あらゆる色彩の大理石を蒐めて建てたこの寺院は、陽に当ると
鉱物でありながら花の肌になる。寺でありながら花である。死にして生、そこに芳烈な匂....
「荒蕪地」より 著者:犬田卯
言ったって、君らにはナンチモンか分るまいが、とにかくこれから非常に国家的に有用な
鉱物資源なんだ。そいつを大々的にやるんで、どしどし工場や住宅を建築するんだが、あ....
「鴎外博士の追憶」より 著者:内田魯庵
精々と写し物をしているので、何を写しているかと訊くと、その頃地学雑誌に連掲中の「
鉱物|字彙」であった。ソンナものを写すのは馬鹿馬鹿しい、近日|丸善から出版される....