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銀主
「銀主〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
銀主の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
と聞くと大層贅沢なようだが、藤十郎の考えでは、芝居に出ているうちは、自分の身体は
銀主方と見物衆のもので、自分ひとりのものではないはずだから、つねに飲みつけない水....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
家の玄々斎宗室と呼ぶのが藩士の名義になって二百石を受け、側医者の格で居た。その外
銀主と称える平田、呉服商の吉沢、三宅、などいうのが出入した。
銀主というのは、大阪....
「技術的精神とは何か」より 著者:戸坂潤
彼はその『わが生涯と事業』の内で云っている)は、例の多量規格生産による低価格高賃
銀主義が可能な範囲に於て可能なのであり、この産業上の楽天説が可能である限り、技術....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
ラク三歳。 四月十一日横浜出帆。追々各地を廻り、同年暮サンフランシスコ興行中、
銀主三与吉の家族多勢なるを好まず、演芸に必要なる者を残し、他を船にのせて送り返さ....
「勧善懲悪」より 著者:織田作之助
、何かうまい話でも……?」 と、きくと、実は砂金の鉱区が売物に出ているという。
銀主を見つけて、採取するのもよし、転売しても十倍の値にはなるとの話に、丹造の眼は....
「志士と経済」より 著者:服部之総
ら、密事を知らぬ諸国諸家が騒ぎ立てない今の内に、然るべき器量人を大阪へ差立てて、
銀主から借りられるだけ借入れさせ、軍費の備をしておくこと肝要である旨。 第三に....