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「銀盃〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

銀盃の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
硝子戸の中」より 著者:夏目漱石
の中に社の佐藤君も這入《はい》っていた。私は佐藤君がある宴会の席で、社から貰った銀盃《ぎんぱい》を持って来て、私に酒を勧《すす》めてくれた事を思い出した。その時....
新生」より 著者:島崎藤村
かえ》はない――そりゃ差支はない」 十年一日のようにある事業家を助けて三つ組の銀盃《ぎんぱい》と金子《きんす》とを贈られたという民助は、台湾の方で事務でも運ぶ....
大阪を歩く」より 著者:直木三十五
よりも、一般的なのだから、大阪人士のみの悪弊では無い。 東、吉原両飛行家には、銀盃を下賜されるが、菊池寛の戯曲が、イギリスの一流作家より優れていても、木盃さえ....
黒船前後」より 著者:服部之総
に一フィートの傾斜でのびていた。 ところが、いよいよ羅針盤《コンパス》の四隅は銀盃の酒で清められ、支柱がとり外され、巨体が一間ばかりそろそろと辷った、と思うと....