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銃弾
「銃弾〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
銃弾の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「爬虫館事件」より 著者:海野十三
「これはですね――」 一同は帆村の唇を見つめた。 「――これは露兵の射った小
銃弾です。そして、これは三十日から行方不明になられた河内園長の体内に二十八年この....
「蠅男」より 著者:海野十三
呀ッ、あぶないッ!」と叫んだが、既に遅かった。ダダダーン、ヒューッと、発射された
銃弾は帆村たちのいる室内に撃ちこまれた。 「うわーッ、ウーム」 苦しい呻き声と....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
防空壕の上に、庭の敷石(実は小石をセメントで固めたもの)をずらりと敷き、敵機の機
銃弾に対し、いささか強き壁とした。焼夷弾筒も防げる見込みである。晴よく働く。 ....
「少年探偵長」より 著者:海野十三
六時間以内は、どんなことがあってもだめ。一語も聞けないといっておいてくれたまえ。
銃弾は際どいところで、心臓を外れているが、肺はめちゃめちゃだ。ものをいえば、血と....
「暗号の役割」より 著者:海野十三
ここに入れてあった。あけられるとは知らず、馬鹿な猫々だ」 「動くな、撃つぞ。機関
銃弾が好きな奴は動いてもよろしい」 大喝した者がある。突然うしろで…… 「しず....
「戦話」より 著者:岩野泡鳴
はやられた。十四箇所の貫通創を受けた。 『軍曹どの、やられました!』 『砲弾か小
銃弾か?』 『穴は大きい』 『じゃア、後方にさがれ!』 『かしこまりました!』て....
「爆薬の花籠」より 著者:海野十三
せ」 「やあ、一等運転士」 たすけ起すと、一等運転士は気がついた。肩のところを
銃弾でうたれ、ほんのちょっとの間、気をうしなっていたのだ。 「大丈夫だ、おれは」....
「人造人間の秘密」より 著者:海野十三
に向いて、撃ちだしたぞ」 だだだン、だだだン、だだだン。 ものすごい銃声だ。
銃弾は、ひゅーン、ひゅーンと、呻りごえをあげて、私たちのまわりにとんで来る。私は....
「独本土上陸作戦」より 著者:海野十三
博士を監視していた五十七ヶ国のスパイは、いずれも各自の胸部に、未だ貫通せざる死刑
銃弾の疼痛を俄かに感じたことであった。 一体、博士はどこへ行ってしまったのであ....
「大使館の始末機関」より 著者:海野十三
人間なら、まだ扉のハンドルを外さないうちに、背中から腰部へかけて、蜂の巣のように
銃弾の穴があけられること間違いがないのであったが、金博士には、それが一向筋道どお....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
ことだけは分かっています。だから宇宙線といわれるのです。その宇宙線は、まるで機関
銃弾のように、いつもわれわれ人間の体をつきぬけている。しかしわれわれは、宇宙線に....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
貴様に用はない。覚悟しろ」 パーン! 「あ!」 スミス操縦長の頬をかすめて、
銃弾はとんだ。その
銃弾は銀色をした壁をうちぬき、艇外にとび出した。とたんに、その....
「地底戦車の怪人」より 著者:海野十三
くなおせ。お前は、命令をきかないつもりか。きかないつもりなら、ここでお弁当代りに
銃弾を五、六発、君の背中にお見舞い申そうか」 「いや、いや、いや、いや」 パイ....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
怪無電 「卑怯者!」 と叫んだのは、川上機関大尉だった。 大喝一声、とびくる
銃弾をものともせず、彼はぱっと身をひるがえして、提督の手もとにおどりこんだ。 ....
「琵琶伝」より 著者:泉鏡花
を、殺す※」 というよりはやく、弾装したる猟銃を、戦きながら差向けつ。 矢や
銃弾も中らばこそ、轟然一射、銃声の、雲を破りて響くと同時に、尉官は苦と叫ぶと見え....