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銃隊
「銃隊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
銃隊の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「勲章を貰う話」より 著者:菊池寛
ち、一人は戦死し、二人は傷ついた。 イワノウィッチは、いちばん左翼にいて、機関
銃隊を指揮していた。敵の砲弾は一渡り戦列を荒すと、機関
銃隊を最後の目標とした。操....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
右翼は横を見て前進、放送局の守備隊と連絡をとれイ。撃ち方、始めッ」 猛烈な機関
銃隊の射撃ぶりだった。 敵は、最初のうちは、明かに、狼狽の色を見せたが、暫くす....
「田原坂合戦」より 著者:菊池寛
云う、野津鎮雄少将の弟)に率いられて、立岩の塁を攻めた。薩軍は、砲を山頂に設け、
銃隊を山腹の深林中に隠して、射撃する。絶頂で篠原と共に指揮して居た薩将村田は、「....
「島原の乱」より 著者:菊池寛
、結局特に鍋島、寺沢、黒田の三陣を襲わん。出づる時には刀槍の兵を前にし、退く時は
銃隊を後にし、かけ言葉はマルと相呼ばん」と定めた。 二十一日の夜、朧月夜に暗い....
「鳥羽伏見の戦」より 著者:菊池寛
は、右は淀川で、左は水沢の地で頗る要害の隘路で京軍を支えんとしたが、薩長の兵は小
銃隊を以て、進撃して手もなく、新選組を打ち破った。そして、大衆文芸でおなじみの山....
「大阪夏之陣」より 著者:菊池寛
も同日午前五時若江に達し、藤堂隊を迎えその右翼を撃破した。然るに井伊直孝優勢なる
銃隊を以て、敵を玉串川の左岸に圧迫し、木村の軍は裏崩れをし重成戦死す。 「安藤謹....
「パルチザン・ウォルコフ」より 著者:黒島伝治
隊を引き上げるように命令してくれ!」 大隊長は副官を呼んだ。 「それから、機関
銃隊攻撃用意!」 村に攻めこんだ歩兵は、引き上げると、今度は村を包囲することを....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
そのうちに二十八人の番士と十九人の砲隊士の一隊が諏訪から到着した。別に二十九人の
銃隊士の出張をも見た。大砲二百目|玉筒二|挺、百目玉筒二挺、西洋流十一寸半も来た....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
を撃破するため東北方面に向かった時は、水戸藩でも会津に兵を出した。その中に、同藩
銃隊長として奮戦する彼を見かけたものがあったとの話もある。 すべてがこの調子だ....
「崩れる鬼影」より 著者:海野十三
闘をしてみたって、あの怪物には到底歯が立たないことを悟ったからでしょう。 「機関
銃隊、配置につけッ」 たちまち階段の影に三挺の機関銃を据えつけました。しかし引....
「空襲下の日本」より 著者:海野十三
┌直接機関┤─高射砲隊 (軍部担当) │ │─高射機関
銃隊 ┌積極的防空機関┤ └─阻塞及び放流気球隊 │ ....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
上り爆弾庫を狙って来たのです。が、今ここで会うのは、天の引合せです。――や、機関
銃隊が出てきました。もう猶余はなりません。では上官、お別れです」 「おう杉田。で....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
万々年まで保つの所存か お先真暗、足許見えぬも程があります 間抜けで腑抜けで奥詰
銃隊 藁人形《わらにんぎょう》にも劣った人物 遊撃隊にも困ったものだよ 槍術剣術....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
軍隊洋式調練の必要が唱えらるるや、我が藩は直ちに採用して、和蘭《オランダ》式の
銃隊を編成することとなり、その教授のために下曾根《しもそね》〔金三郎〕の門人なる....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
同勢中、千二百人まで鉄砲を持たしていたし、それが、大阪の陣になると、仙台名代の騎
銃隊が現れてきた。これが、イギリスのホブソンの、騎兵要妙という本じゃが、これから....