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銅鉱
「銅鉱〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
銅鉱の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「マグノリアの木」より 著者:宮沢賢治
変りました。 霧が融《と》けたのでした。太陽《たいよう》は磨《みが》きたての藍
銅鉱《らんどうこう》のそらに液体《えきたい》のようにゆらめいてかかり融《と》けの....
「土鼠と落盤」より 著者:黒島伝治
鉱脈は五百米附近から、急に右の方へはゞが広くなって来た。坑壁いっぱいに質のいゝ黄
銅鉱がキラ/\光って見える。彼は、鉱脈の拡大しているのに従って、坑道を喇叭状に掘....
「狼疾記」より 著者:中島敦
解石、端正な等軸結晶を見せた柘榴石《ざくろいし》、結晶面をギラギラ光らせている黄
銅鉱……余り明るくない部屋で、天井の明り窓から射してくる外光が、端正な結晶体ども....
「話の種」より 著者:寺田寅彦
急に起りにくい。また火山灰を原料に用うればよほどよく海水に耐えるという事である。
銅鉱の電気分解 墺国の某鉱山では近来
銅鉱から純銅を採るのに電気分解法を用いてい....
「泉ある家」より 著者:宮沢賢治
ゅ》はきっと礦山《こうざん》へでも出ているのだろう。)ひるの青金《あおがね》の黄
銅鉱《おうどうこう》や方解石《ほうかいせき》に柘榴石《ざくろいし》のまじった粗鉱....
「探偵小説壇の諸傾向」より 著者:平林初之輔
がするが、未成品である。踏査未了の鉱脈のようなもので、はたしてそれが金鉱であるか
銅鉱であるかは今のところ私にはわかりかねる。もっと描写に確実性を与えることが急務....
「私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
間ぶりに旅順へ帰ってきた。 あとで分析してもらうと、二道河子の鉱山は金鉱でなく
銅鉱で、しかも含有量がきわめて少ないものとわかった。しかし冒険旅行に満足していた....