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「銘打〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

銘打の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
街頭から見た新東京の裏面」より 著者:杉山萠円
されそうな広告である。 人格と徳義を最も大切にするお医者様の、しかも何々博士と銘打った人までがこうした最新式の営業振りを見せる程、震災後の東京の商売は発達して....
出家とその弟子」より 著者:倉田百三
、また自分を慈悲深いもののように考えたり虚偽の面をかぶるよりも、わしは悪者ですと銘打って出たいのだ。さもなくば乞食をするか。それも業腹なら死んでしまうかだよ。と....
読書法」より 著者:戸坂潤
、特に石原辰郎氏の努力を多としなければならぬ。ただ唯物論研究会の第一義的な仕事と銘打っては多少憚りありというので、岡氏と私との編集名義になったのである。すると岡....
科学と文学」より 著者:寺田寅彦
でも、ほとんど内容的に身辺の雑事を描写した随筆的なものもあり、また反対に、随筆と銘打ったものでも、その中には、ある人間の一群の内部生活の機微なる交錯が平凡な小説....
愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
達するは至難のことであり、ことには私のごとく煩悩と迷いの深い、友よりエゴイストと銘打たるるごとき者にその素質があるというのではない。私は「我」の人なるがゆえにい....
現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
。 デボーリン派の唯物弁証法は、こうした意味に於て、まだ哲学のレーニン的段階と銘打たれたのである。 デボーリン自身がぞくしている「戦闘的唯物弁証法論者協会」....
思想としての文学」より 著者:戸坂潤
ファシスト運動だろう。ここでも亦国体観念の権威の下に、過去の日本民族の生活意識と銘打たれたありと凡ゆるものが、国民道徳として固定化されようと企てられた。 なる....
革鞄の怪」より 著者:泉鏡花
さえ張合も何にもない。表飾りの景気から推せば、場内の広さも、一軒隣のアラビヤ式と銘打った競馬ぐらいはあろうと思うのに、筵囲いの廂合の路地へ入ったように狭くるしく....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
なんにもない、外観以上に平凡というより、むしろ殺風景すぎる室内だ。なるほど酒場と銘打ってあるだけに、申訳みたいに売台のむこうに酒壜の列が並んではいるが、公衆に開....
紅毛傾城」より 著者:小栗虫太郎
朴そのままの、何ら飾り気のない文章で、七年ぶりに帰還した、土人ナガウライの談話と銘打たれてある。 しかし、読みゆくにつれて、私の手は震え、脈が奔馬のように走り....
純真」より 著者:太宰治
日本には「誠」という倫理はあっても、「純真」なんて概念は無かった。人が「純真」と銘打っているものの姿を見ると、たいてい演技だ。演技でなければ、阿呆である。家の娘....
子をつれて」より 著者:葛西善蔵
、そしてそろ/\と紙箱の蓋を開けたのだ。……新しいブリキ鑵の快よい光! 山本山と銘打った紅いレッテルの美わしさ! 彼はその刹那に、非常な珍宝にでも接した時のよう....
真珠塔の秘密」より 著者:甲賀三郎
よ」 先年東京に××博覧会が開かれた時、其の一館に有名なるM真珠店が数十万円と銘打って、一基の真珠塔を出陳して世人を驚かした事は、尚諸君の記憶に新なる所であろ....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
というが如きは、むしろかの徒の名誉とするところで、「大師八代の御弟子経範集記」と銘打った『御行状集記』には、わざわざために一節を設け、大師が土佐の金剛定寺経営の....
社大党はファッショ化したか?」より 著者:戸坂潤
シストや日本ファシズムに淵源を有つのだから、この事情だけで即ち「ファッショ化」と銘打たれるのだ。戦時的事変についても、この国家的な権力と共に発展しつつある所与の....