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銘茶
「銘茶〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
銘茶の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「北支点描」より 著者:豊島与志雄
だあと、客の名指しの女が独唱する。そしてここには、至極の年増美人の代りに、至極の
銘茶がある。 * 青島から少し離れた李村というところは、未だに時々....
「白塔の歌」より 著者:豊島与志雄
「私は身体不和ということにして、お断りしようと思う。方さんからは時折、南方各地の
銘茶の御厚志にあずかっているが、近頃、あの人の行動には私の心に添わないものがある....
「棲霞軒雑記」より 著者:上村松園
って下さったのと、絵を学びはじめたころ、私の店で宇治の茶商と取引きがあり、そこに
銘茶のとれる茶園があったのとで、それにチナんで園をとり、「松園」とつけたものであ....
「三国志」より 著者:吉川英治
ことがありましたろう。それですよ」 母を楽しませるために、劉備も、それが洛陽の
銘茶であるということを、しばらく明かさなかった。 母は、わが子のその気持だけで....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
え聞くほどだった。花競べ、歌競べ、虫競べなどの遊戯にならって、十種二十種の国々の
銘茶をそろえ、香気や色味をのみくらべるのを“闘茶”といい、その闘茶にはまた、莫大....