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銘記
「銘記〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
銘記の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「演技指導論草案」より 著者:伊丹万作
かしいずれにしてもよき演技指導の最初の出発点は指導者に対する「信頼」であることを
銘記すべきである。 ○「信頼」の上に立たない演技指導は無効である。 (『映画演出学読本』一九四〇年十二月)....
「間諜座事件」より 著者:海野十三
後十時マデニ報告シ得ザルトキハ、在京同志ハ悉ク明朝ヲ待タズシテ鏖殺セラルルコトヲ
銘記セヨ。 「死線は近づいたぞ」 「かねて探していた敵の副司令が判ったというわけ....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
、若し又|之を守れば、彼に訪るるものは進歩であり、満足である。 爰でくれぐれも
銘記せねばならぬは、地上の人間が、曾て彼と同じ道を歩める、他界の居住者達の指導下....
「肝臓先生」より 著者:坂口安吾
や便の検査同様、肝臓を診よとのお言葉は、われわれ臨床家の金言となすべきもの、心に
銘記して、終生忘れません。まことに、ありがとうございました」 こう云って先生が....
「現代の詐術」より 著者:坂口安吾
成の由来に於てはパンパンガールの縄張りと変りのある筈はない。 だから読者諸君、
銘記したまえ、戦争以来、日本は目下、中世なのである。つまり我々は父祖伝来ゆずり伝....
「恋愛論」より 著者:坂口安吾
、というが、われわれの愚かな一生において、バカは最も尊いものであることも、また、
銘記しなければならない。 人生において、最も人を慰めるものは何か。苦しみ、悲し....
「映画と民族性」より 著者:伊丹万作
した暁においても、我々の特殊な風俗・習慣・言語の垣根は決して低くはならないことを
銘記すべきである。そしてそのときにあたつて我々映画の進出をはばむ理由が一にかかつ....
「あるニュウ・フェイスへの手紙」より 著者:岸田国士
く、俳優というものは、芸術家である限り、それ自身として、独立した存在であることを
銘記しなければなりません。俳優は決して、「何かの力」に頼り、「何かの指図」に従っ....
「剣侠」より 著者:国枝史郎
「秋山要介在宿」と。 これが要介のやり口であった。 どこへ行っても居場所を
銘記し、諸人に自己の所在を示し、敵あらば切り込んで来い、慕う者あらば訪ねて来いと....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
った。 焼け残った都市が焼跡のバラック都市よりも汚く暗く侘びしいということは、
銘記して我らの再建作業の課題とすべき重大事ではありますまいか。私は秋田市の裏通り....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
日がはじめてのようである。親というものは、子供は案外シッカリしているということを
銘記する必要がある。親が酔っ払ってたった一度盛り場へ行くと忽ち怪人物の招請に応じ....
「河豚食わぬ非常識」より 著者:北大路魯山人
ぐによって命を失ったという話の全部が全部、素人庖丁の無知が原因となっていることを
銘記する必要がある。価の安い場合にも注意すべきだ。....
「味覚馬鹿」より 著者:北大路魯山人
* これほど深い、これほどに知らねばならない味覚の世界のあることを
銘記せよ。 * 料理の世界にしても、これですべてがわかったという自惚....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
怠るときは罰するところあるべし。こは児戯に類することにあらず。この点、重ね重ね、
銘記すべし」けれども、エセックスは、なんの躊躇もなく遠征軍の主力に加わって、いく....
「料理も創作である」より 著者:北大路魯山人
ねがさね、料理も一種の創作であって、その作者が替れば、その作品も変るということを
銘記したいのである。 (昭和六年)....