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銭
「銭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
銭の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「浅草公園」より 著者:芥川竜之介
ている。勿論女の手に違いない。それから絶えず開かれる抽斗《ひきだし》。抽斗の中は
銭《ぜに》ばかりである。
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前のカッフェの飾り窓。....
「戯作三昧」より 著者:芥川竜之介
一
天保《てんぽう》二年九月のある午前である。神田同朋町《かんだどうぼうちょう》の
銭湯松の湯では、朝から相変らず客が多かった。式亭三馬《しきていさんば》が何年か前....
「影」より 著者:芥川竜之介
う間にも、依然として鉛筆を動かしている。
「その指環がなくなったら。」
陳は小
銭《こぜに》を探りながら、女の指へ顋《あご》を向けた。そこにはすでに二年前から、....
「河童」より 著者:芥川竜之介
え、一度乾燥させてから、ざっと粉末にしただけのものです。時価は一|噸《とん》二三
銭ですがね。」
もちろんこういう工業上の奇蹟は書籍製造会社にばかり起こっている....
「彼 第二」より 著者:芥川竜之介
伴奏を絶ったことはなかった。
「ちょっとあの給仕に通訳してくれ給え。――誰でも五
銭出す度に僕はきっと十
銭出すから、グラノフォンの鳴るのをやめさせてくれって。」
....
「或敵打の話」より 著者:芥川竜之介
町行くと、甚太夫は急に足を止めて、「待てよ。今朝《けさ》の勘定は四文《しもん》釣
銭が足らなかった。おれはこれから引き返して、釣
銭の残りを取って来るわ。」と云った....
「奇遇」より 著者:芥川竜之介
返している内に、僕はだんだん酒を飲むのが、妙につまらなくなって来たから、何枚かの
銭《ぜに》を抛《ほう》り出すと、※々《そうそう》また舟へ帰って来た。
「ところが....
「奇怪な再会」より 著者:芥川竜之介
恐しくもあれば望ましくもあった。………
男の夢を見た二三日|後《のち》、お蓮は
銭湯《せんとう》に行った帰りに、ふと「身上判断《みのうえはんだん》、玄象道人《げ....
「お時儀」より 著者:芥川竜之介
浜《すなはま》へ行った。これは珍らしいことではない。彼は一月五円の貸間と一食五十
銭の弁当とにしみじみ世の中が厭《いや》になると、必ずこの砂の上へグラスゴオのパイ....
「温泉だより」より 著者:芥川竜之介
桜の散っていること、鶺鴒《せきれい》の屋根へ来ること、射的《しやてき》に七円五十
銭使ったこと、田舎芸者《いなかげいしゃ》のこと、安来節《やすきぶし》芝居に驚いた....
「馬の脚」より 著者:芥川竜之介
朝《けさ》九時前後に人力車《じんりきしゃ》に乗って会社へ行った。すると車夫は十二
銭の賃
銭《ちんせん》をどうしても二十
銭よこせと言う。おまけに俺をつかまえたなり、....
「海のほとり」より 著者:芥川竜之介
め給えと言う。」――僕はそこを読みながら、おととい届《とど》いた原稿料の一枚四十
銭だったのを思い出した。僕等は二人ともこの七月に大学の英文科を卒業していた。従っ....
「ある自殺者の手記」より 著者:秋田滋
はよく恋愛関係の悲劇を探したり想像してみたりする。あるいはまた、その自殺を何か金
銭上の失敗の結果ではあるまいかと考えてみる。結局たしかなところを突止めることは出....
「良夜」より 著者:饗庭篁村
も若干の学資を持たせ遣したりとあれば、それを此方へ御預かり申さんとは存ぜしが、金
銭の事ゆえ思召す所を憚かりて黙止たりしが残念の事を仕りたり」と言うに、いよいよ面....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
てある事が正しいかどうか、実験して見ようというので、ごくわずかしかもらわない小遣
銭で、買えるような簡単な器械で、実験をも始めた。 ファラデーはある日|賑やかな....