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銭差
「銭差〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
銭差の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
馬一|駄二十貫目、軽尻五貫目、駄荷四十貫目、人足一人持ち五貫目と規定され、ただし
銭差、合羽、提灯、笠袋、下駄袋の類は本馬一駄乗りにかぎり貫目外の小付とすることを....
「新釈諸国噺」より 著者:太宰治
しの大声で、徳は孤ならず必ず隣あり、と読み上げ、下男の九助は、破れた菰をほどいて
銭差を綯えば、下女のお竹は、いまのうちに朝のおみおつけの実でも、と重い尻をよいし....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
《たまずし》ですな。
つぎは赤坂《あかさか》。名物、青小縄《あおこなわ》、網、
銭差《ぜにさ》し、田舎《いなか》っくさいものばかり。
芭蕉の句に、夏の月|御油....