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鋭し
「鋭し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鋭しの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜行巡査」より 著者:泉鏡花
な」 と女《むすめ》の顔を瞻《みまも》れる、一眼|盲《し》いて片眼《へんがん》
鋭し。女はギックリとしたる様《さま》なり。 「ひどく寂しゅうございますから、もう....
「自殺」より 著者:蘭郁二郎
あたりには「豊さ」というものは寸分も見出せなかった。木々の小枝に到るまでキンと尖
鋭した冷たさと、淋しさを持って顫えているのであった。 そして何者も生気をもたぬ....
「遠野物語」より 著者:柳田国男
十六七ぐらいなるべし。家にて農業を営む。語音も土地の人とは同じからず、声細くして
鋭し。 八六 土淵村の中央にて役場小学校などのあるところを字|本宿という。此所に....