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「鋳像〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鋳像の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
鏡餅」より 著者:宮本百合子
ちを見、一斉に何とも知れぬ笑声をあげた。そこの本箱の上には一尺ばかりのレーニンの鋳像が立っているのであった。 「そりゃ、いいや……」 いかにも満悦そうに若い進....
伸子」より 著者:宮本百合子
は市中にあったが、構内のところどころに広い芝生や並木道などがあり、牧神《パン》の鋳像のついた噴水なども見られた。 彼らは大学の正門からブロウドウエイに出た。百....
デイモンとピシアス」より 著者:鈴木三重吉
ねました。すると、アンティフォンは、 「それはハーモディヤスとアリストゲイトンの鋳像のが一ばん上等です。」と答えました。ディオニシアスは愕いて、忽ちその男を殺さ....
パラティーノ」より 著者:野上豊一郎
つの壁龕の円柱は運び去られ、壁龕に台座のみは残ってるが、その上に立っていた彫像か鋳像か知らないがそれ等は盗み取られ、壁の大理石も剥ぎ取られ、天井も床も無装飾にな....