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「鋸山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鋸山の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
ことの無いという老人は、喜んで海水浴場の話などを聴いた。 そのうちに、わたしが鋸山《のこぎりやま》へ登って、おびただしい蛇に出逢った話をすると、半七は顔をしか....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
んから、いつしか自分の案内知った房州話になってしまいました。 那古へ行くならば鋸山《のこぎりやま》の日本寺《にほんじ》へも参詣をするがよいとか、館山あたりへ行....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
置いて一枚一枚と繰りひろげます。 この写生帳は、房州の保田《ほた》へ上陸以来、鋸山《のこぎりやま》に登り、九十九谷を廻り、小湊、清澄を経て外洋の鼻を廻り、洲崎....
松の操美人の生埋」より 著者:三遊亭円朝
山で」 馬「へゝえ彼れが、近く見えますねえ、旦那に此の間伺いましたが彼れがたしか鋸山ですね、成程鋸見たようで」 山「師匠どうだ釣は」 馬「私は釣はどうもいけませ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
たじ》が好きで、意志がさのみ強くないものもあります。見ているうちに乗気になって、鋸山《のこぎりやま》へ石を仕切《しきり》に行く資本《もとで》を投げ出すものがない....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
いありません、あれが上総、房州です、ほら、ごらんなさい、あの高いところが、あれが鋸山《のこぎりやま》でござんしょう、そうして、あれが勝浦、洲崎《すのさき》……間....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ってしまったかも知れない。しかし、ここまででさえ上って来て見れば、鹿野山よりも、鋸山《のこぎりやま》よりも、清澄よりも、まだ高いらしい。 本来、こんな高い所へ....
飛沙魚」より 著者:佐藤垢石
い天狗素など手もなく噛み切ってしまう。それでも、時々は釣れる。私は、たびたび房州鋸山の下の竹岡沖へ鯛釣りにでかけるが、そのとき一貫五、六百匁もある大きな名古屋鰒....
皇海山紀行」より 著者:木暮理太郎
この大岳山という名は自分もかつて聞いたことがあって、庚申山に連る尾根の最高点鋸山がそれであるように教えられたのであるが、それは誤であって、大岳山は皇海山に外....
俳句の作りよう」より 著者:高浜虚子
くゝゝゝゝ 鬼門堂 ゝゝゝ土塊運ぶゝゝゝゝ 行々子 ゝゝゝ群れて戦ふゝゝゝゝ鋸山 ゝゝゝ戦二合のゝゝゝゝ 牧人 ゝゝゝ斥候忙しゝゝゝゝ 蘆子 ゝゝゝ骸運....