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鋼条
「鋼条〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鋼条の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
。 「ドレゴ君、ここを見給え、この籠みたいなもの――上からぶら下っていると見えて
鋼条《ワイヤー》が光っているが、これは海中へ投げこまれた別のテレビジョン送影機だ....
「倫敦塔」より 著者:夏目漱石
。この広い倫敦《ロンドン》を蜘蛛手《くもで》十字に往来する汽車も馬車も電気鉄道も
鋼条鉄道も余には何らの便宜をも与える事が出来なかった。余はやむを得ないから四ツ角....
「蠅男」より 著者:海野十三
と丸窓のような穴が明き、蠅男の右腕がまずポーンと飛びこむと、続いて首と胴が、更に
鋼条でつながれた二本の義足が、蛇が穴に匍いこむようにゾロゾロッと入ってゆく――。....
「断水の日」より 著者:寺田寅彦
偶然その日の夕飯の膳で私たちはエレベーターの話をしていた。あれをつるしてある
鋼条が切れる心配はないかというような質問が子供のうちから出たので、私はそのような....
「未来の地下戦車長」より 著者:海野十三
、ほかに一ヶ小隊の戦車兵であった。 問題の地下戦車第一号は大型の二台の牽引車に
鋼条《こうじょう》でつながれ、まわりを小型戦車にまもられながら、ひきずられて、い....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
がさきへ」 リーロフは、注意ぶかい目つきで、太刀川の方にあごをふった。 「僕は
鋼条とペンチを持つ、リーロフ、君は手斧だ」 「おれが手斧を持つのか。うふふふ。そ....