錦を飾る[語句情報] » 錦を飾る

「錦を飾る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

錦を飾るの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
父杉山茂丸を語る」より 著者:夢野久作
話した。 「あの帽子は東京で一番|高価いゼイタクなものだったので、大得意で故郷に錦を飾るつもりで冠って来たものです。染得たり西湖柳色の衣というところですよ。然る....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
て、何で、苦しい修行などやる必要があろう。立身のためだ、名を揚げるためだ、故郷へ錦を飾るためだ、そのほか人間と生れた効をあらゆる点で満足させるためだ。そのために....
私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
生活によって得たものは、ただ年をとったことだけだった……と。海外へ雄飛して故国に錦を飾るのを夢みた私だが、いまやその夢はこなごなにくだけ、私はただ心身ともに疲れ....