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錨を下ろす
「錨を下ろす〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
錨を下ろすの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「メールストロムの旋渦」より 著者:佐々木直次郎
渦流がよそほどはげしくないオッテルホルムやサンドフレーゼンの近くへ下って行って、
錨を下ろすことにしていました。そこでいつも次の滞潮に近いころまでいて、それから錨....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
このXマス近い海の夜中に、上半身裸の彼らが、赤白く光って浮かんだ。やっぱりみんな
錨を下ろすが早いか女のところへ上陸したに相違ない。ガルシア・モレノ号は僕の前にた....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
らし宵烏賊、ながせながさき流れて通れば、風は南風で、下り帆が早い、おしゃく沖から
錨を下ろす。波も静かでねぶりすりすり、簑鞘はずす。空のすんばり、荒崎沖よ。明星出....