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錯列
「錯列〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
錯列の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ルクレチウスと科学」より 著者:寺田寅彦
葉がいくぶんか生きて来るように思う。すなわち彼は形の変化は、形を定める「部分」の
錯列によって生ずると考える。そしてその「部分」に有限な大きさを考えるとすれば、無....
「自画像」より 著者:寺田寅彦
ークリッド幾何学的のものではないと思われる。ただある、割合に少数な項目の、多数な
錯列によっていろいろの顔の印象ができている。その中に若干「相似」を決定するために....
「蒸発皿」より 著者:寺田寅彦
いほど多様なものである。たとえば、一万種の語彙があるとしてその中からたった七語の
錯列を作るとすると約十の二十八乗だけの組み合わせができるが、われわれの脳髄はきわ....
「黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
の平地が現れた、平地というても唯山裾の傾斜が緩くなったというだけで、大小の岩塊が
錯列して灌莽が叢生している。雪崩の押した跡らしい、上の方に赭い崩れが見える。其処....