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鍋敷
「鍋敷〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鍋敷の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「贋物」より 著者:葛西善蔵
を信じて、老父はむり算段をしては市へ世帯道具など買いに行った。手桶の担ぎ竿とか、
鍋敷板とかいうものは自分の手で拵えた。大工に家を手入れをさせる時も、粗壁に古新聞....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
煮座とも謂って、争う者のない家刀自の座席である。この夫婦の間にある一隅に、普通は
鍋敷があってここで惣菜を煮た。盛るのは当然に主婦の権限で、家を譲った母さえも手は....