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「鍼灸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鍼灸の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
とその姿!――案の定、高飛びをするつもりからか、伝六がいったあのときの駕籠の中の鍼灸《しんきゅう》の道具箱を、たいせつなもののようにそばへ引きよせて、本人なる宗....
山羊髯編輯長」より 著者:夢野久作
いであったろう。五十を越しても生娘のように肌を見せるのを嫌がったので、行く先々の鍼灸治療師が困らせられる事が多かった。同じ治療を受けに来ている患者達の間で浮いた....
自由画稿」より 著者:寺田寅彦
みちお》、青地正皓《あおじまさひろ》、相原千里《あいはらせんり》等の各医学博士の鍼灸《しんきゅう》に関する研究のある事を示教され、なお中川清三《なかがわせいぞう....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ってみたけれども、変装用の思わしい古着が見つからなかったものらしい。 道庵は「鍼灸術原理《しんきゅうじゅつげんり》」という古本を一冊買って、小諸の宿《しゅく》....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
貼紙。孫|中山先生の肖像。土人の水上生活。済民学校。適南学校。トモエ自動車商会。鍼灸揉療治所。御料理仕出し「みさを」。万興公司。中西洗衣。コンノウト・ドライヴ。....
旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
く青く彫刻した看板が棟にあげてある店だった。その薬種屋は「正久の一」という名人の鍼灸医《はりい》の家で広い店二階に一ぱい患者が詰めかけていた。正久さんは盲目だが....
私の青年時代」より 著者:山之口貘
なった。そこにいる間に年代は大正から昭和に変った。 その後、職は暖房屋に変り、鍼灸屋に変り、隅田川のダルマ船に乗ったり、汲取屋になったりしたのであったが、昭和....