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鎖鉢巻
「鎖鉢巻〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鎖鉢巻の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「三人の相馬大作」より 著者:直木三十五
。 (皮肉なことをいやがる。どうも、俺より一枚上手らしい) そう思って、脚絆、
鎖鉢巻、鎖入りの襷、呼子笛、捕縄を取出した。 (何事も、眼をつむっているから、大....
「寺坂吉右衛門の逃亡」より 著者:直木三十五
か) と、思ったが、押頂いて、懐へ入れた。富森助右衛門が、帯に入れる鎖、呼笛、
鎖鉢巻、合印の布などの一纒《ひとまと》めにしたのを、配って歩いた。そして、吉右衛....
「寛永武道鑑」より 著者:直木三十五
い、厚い刀を構えていた。半兵衛より、ずっと高くて、がっしりしていた。羽織もなく、
鎖鉢巻をして、十分に、軽い身なりであった。そして、その脣に、微かな余裕の笑をみせ....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
ら、何ちらへお出でどす」
「叡山へ参詣する。勘定を早く」
小太郎は、室の隅で、
鎖鉢巻、鎖|帷子《かたびら》、真綿入の下着を、二人分積み重ねて、風呂敷に包んでい....