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鎮台兵
「鎮台兵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鎮台兵の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「田原坂合戦」より 著者:菊池寛
、陛下に供奉して西下して居たが、西南の急変を知るや、直ちに奏して東京大阪広島の各
鎮台兵に出動を命じた。而して自ら戦略を決定したが、この山県の戦略が官軍勝利の遠因....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
まない人で、多くは放任し、陸軍省の法規なぞには従わなかった。もとより本省の命令が
鎮台兵の間に行なわるべくもない。この桐野流をよろこばない本省では、谷干城に司令長....
「近世快人伝」より 著者:夢野久作
邏卒、部長、警部等)に採用されていたものであったが、この羅卒(今の巡査)連中が皆
鎮台兵と反りが合わなかった。……俺達のような腹からの士族と同じように、町人百姓が....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
、遠い地の陸奥守顕家へたいしても、 直チニ発向セヨ の檄を飛ばし、 郷軍、
鎮台兵ノ全力ヲ挙ゲテ、北方ヨリ衝イテ上レ と逐次、朝命を急達していた。 しか....