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「鐘鼓〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鐘鼓の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
弟子」より 著者:中島敦
る。「礼と云い礼と云う。玉帛《ぎょくはく》を云わんや。楽《がく》と云い楽と云う。鐘鼓《しょうこ》を云わんや。」などというと大いに欣《よろこ》んで聞いているが、曲....
十二支考」より 著者:南方熊楠
何の益あろうか、万一死者にして知るあらばわれは敵を相《たす》くるはずがない。楚の鐘鼓をして声を出さざらしめんに楚の士卒を整え軍立《いくさだて》をする事がなるまい....
十二支考」より 著者:南方熊楠
ば諫め、苔深し。『鬻子《いくし》』に禹《う》の天下を治むるや五声を以て聴く。門に鐘鼓|鐸磬《たくけい》を懸け、以て四方の士を待つ。銘に曰く、寡人に教うるに事を以....
三国志」より 著者:吉川英治
そのほかは、帆を逆しまに逃げ出して、さんざんな敗戦に終ってしまった。 甘寧は、鐘鼓を鳴らして、船歌高く引きあげたが、戦がやんでも、黄濁な大江の水には、破船の旗....