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「鑑真〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鑑真の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
おわ》しき、色《いろ》容《かたち》愛《めで》たく世に双人《ならぶひと》なかりき、鑑真《がんじん》和尚の、この人千人の男に逢ひ給ふ相|座《おわ》すと宣《のたま》は....
旅愁」より 著者:横光利一
で今のパリみたいだ。ところがそのころの日本にだって、天平六年に、唐招提寺を興した鑑真などという中国の坊さんは、如宝という建築彫刻の名人の西域人や、印度人や、中国....
十二支考」より 著者:南方熊楠
とく、特異の香を放ち、守衛を不覚にして宮中に入ったのであろう。 日本戒律宗の祖鑑真は唐より薬物多く将来し、失明後も能《よ》く嗅《か》いで真偽を別ち、火葬の節異....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
けている。日本に名医ありといえども、お像を神に祀《まつ》られているのは、東大寺の鑑真大和上《がんじんだいわじょう》と、川越三喜だけだ、同じ藪《やぶ》でもこちとら....
美の日本的源泉」より 著者:高村光太郎
八部衆のような近親感の強い純写生に基く諸作もあり、写生の極まるところ行信僧都や、鑑真和上のような肖像の神品となる。 奈良朝後期には唐招提寺や大安寺のような新様....
東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
ン」というのである。これは薬の名で、同時に絵の具に用いたものであった。この時代に鑑真和尚の医力が行われた、その薬に阿伽陀薬というのがある、アカダは毒消しの薬であ....
憑き物系統に関する民族的研究」より 著者:喜田貞吉
って、今も閼迦井護法堂とて小さい堂があるのだというのである。(俗説には峰延上人を鑑真だと云っているが、古くその説はない。) 本号所載宮武省三君の憑物雑話の中に....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
常によく似た手法のものであるが、しかし感じはもっと大まかなように思う。唐から来た鑑真が唐招提寺に一つの中心を造ったのは、大仏の開眼供養よりは六七年も後のことで、....