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鑾
「鑾〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鑾の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
それから宣和年間に至るまで年を重ぬること百五十、故宮はいよいよ荒れに荒れて、金
鑾殿のうしろから奥へは白昼も立ち入る者がないようになった。立ち入ればとかくに怪異....
「岷山の隠士」より 著者:国枝史郎
俺が推薦したと、推薦争いをするものであるが、これも将しくその一例であった。 金
鑾殿という立派な御殿で、玄宗は李白を引見した。 帝、食を賜い、羹を調し、詔あり....
「三国志」より 著者:吉川英治
形骸も止めなかった。 郭※の手勢を潰滅してしまうと楊奉はまた、その余勢で、 「
鑾輿を擁して逃亡せんとする賊どもを、一人も余さず君側から掃蕩してしまえ」 と、....
「三国志」より 著者:吉川英治
一頭の馬を、そこへ曳かせた。 見ると、全身の毛は、炎のように赤く、眼は、二つの
鑾鈴をはめこんだようだった。 「――美髯公、君はこの馬に見おぼえはないかね」 「....
「三国志」より 著者:吉川英治
した武士、手に紅羅の傘蓋をささげて、左右には、金瓜、銀鉞、戈矛をさしあげ、天子の
鑾駕の偉容を整えさせている。 また、龍虎になぞらえた近衛兵二万五千、これを五手....