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長ける
「長ける〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
長けるの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「朱日記」より 著者:泉鏡花
合と掬うように、綺麗な袂で受けながら、 「先生、沢山に茱萸が。」 と云って、※
長けるまで莞爾した。 雑所は諸膝を折って、倒れるように、その傍で息を吐いた。が....
「蒲団」より 著者:田山花袋
はどうであろう、明かな日光を見ては、さすがに顔を合せるにも忍びぬに相違ない。日|
長けるまで、朝飯をも食わずに寝ているに相違ない。その時、モウパッサンの「父」とい....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
。 小龍 宗立本は登州|黄県の人で、父祖の代から行商を営んでいたが、年の
長けるまで子がなかった。宋の紹興二十八年の夏、帛のたぐいを売りながら、妻と共に※....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
だか、境遇の相異のために、性格までも一時は違うかと思われる程であった。しかし年|
長けるに従い、私たち同胞は結局同じ両親から出た、同じ血液型の性格であることがハッ....