»
長し
「長し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
長しの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
た。 実際、王立協会はファラデーが芽生で植えられた土地で、ここにファラデーは生
長して、天才の花は爛漫と開き、果を結んで、あっぱれ協会の飾りともなり、名誉ともな....
「良夜」より 著者:饗庭篁村
なり。かの事ありしのち、この家へ小間使というものに来りしとなり。貧苦心配の間に成
長したれど悪びれたる所なく、内気なれど情心あり。主公は朋友の懇親会に幹事となりて....
「十本の針」より 著者:芥川竜之介
解するものはいつも「第二の彼」であろう。しかしその「彼」もまた必ず植物のように生
長している。したがってある時代の彼の言葉は第二のある時代の「彼」以外に理解するこ....
「本所両国」より 著者:芥川竜之介
。それから掘割に沿うた往来も――僕は中学時代に蕪村句集を読み、「君行くや柳緑に路
長し」という句に出会った時、この往来にあった柳を思い出さずにはいられなかった。し....
「羅生門の後に」より 著者:芥川竜之介
自分は近来ます/\自分らしい道を、自分らしく歩くことによってのみ、多少なりとも成
長し得る事を感じている。従って、屡々《しばしば》自分の頂戴《ちょうだい》する新理....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
に生れ出でた一人の幼児――無論それは力も弱く、智慧もとぼしく、そのままで無事に生
長し得る筈はございませぬ。誰かが傍から世話をしてくれなければとても三|日とは生き....
「或る女」より 著者:有島武郎
は二人だけで郊外の静かな並み木道などを散歩したりした。ある時内田はもう娘らしく生
長した葉子の手を堅く握って、「お前は神様以外の私のただ一人の道伴《みちづ》れだ」....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
これからのお前は必然によって動いて、無理算段をして動くことはない。お前の個性が生
長して今までのお前を打ち破って、更に新しいお前を造り出すまで、お前は外界の圧迫に....
「星座」より 著者:有島武郎
らこれから行ってみろ』……辞儀を一つする……貰いものの下駄をはく……歩く(ここは
長し)……早稲田という所は田圃《たんぼ》の多いところだ。名詮自称《みょうせんじし....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
た。『そのうちにこの物質の中からアシと名づけるイチハツあるいは葦のようなものが生
長し、その中から地を作る神が現われ出た』というのである。 自然の生物界において....
「大利根の大物釣」より 著者:石井研堂
、夜行して暁天に近づくを喜ぶに同じく、得意の興趣、水上に投射せる己が影の長きより
長し。 舷に倚り手を伸べて右の示指に綸を懸け、緩く進退しながら、 漁『松さん、....
「初めて見たる小樽」より 著者:石川啄木
が万世に光被《こうひ》する。敗れて地に塗《まみ》れた者は、尽きざる恨みを残して、
長しなえに有情の人を泣かしめる。勝つ者はすくなく、敗るる者は多い。 ここにおい....
「活人形」より 著者:泉鏡花
台なるかの座敷牢に出づべきを、下枝は左の方に行きぬ。見も知らざる廊下細くしていと
長し。肩をすぼめてようように歩み行くに、両側はまた壁なり。理外の理さえありと聞く....
「婦系図」より 著者:泉鏡花
丁稚のように難有いもんだと思っているのか。馬鹿だから、己が不便を掛けて置きゃ、増
長して、酒井は芸者の情婦を難有がってると思うんだろう。高慢に口なんぞ突出しやがっ....
「陽炎座」より 著者:泉鏡花
、あの容色ですからね、もう前にから、いろいろ縁談もあったそうですけれど、お極りの
長し短しでいた処、お稲ちゃんが二三年前まで上っていなすった……でも年二季の大温習....