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長万部
「長万部〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
長万部の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「星座」より 著者:有島武郎
「それがこれになろうと言うんです。これがまた偉いもんですぜ。胆振《イブリ》国|
長万部《オシャマンベ》字トナッブ原野ですな。あすこに百町歩ほどの貸下げを道庁に願....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
小さな汽船が波にゆられて居る。汽車は駒が岳を背にして、ずうと噴火湾に沿うて走る。
長万部近くなると、湾を隔てゝ白銅色の雲の様なものをむら/\と立てゝ居る山がある。....
「札幌まで」より 著者:寺田寅彦
って見ると立派に対称的な火山の形を見せている。これも世界に誇るべき名山だと思う。
長万部から噴火湾の海岸を離れて内地へ這入る。人間の少ないのに驚く。ちゃんとした道....
「海豹島」より 著者:久生十蘭
つは匕首をもち、わしはおっとせいを撲りころす太い大棍棒でむかいました。鈴木はもと
長万部《おしゃまんべ》のばくちうちで、ひとをころしたおぼえのあるやつで、みなのほ....
「金山揷話」より 著者:大鹿卓
事である。私も是非それを見て来たいと思っていた。 そんな次第で、昨日まず私達は
長万部で室蘭線に乗換えてS金山へ行った。だが、駅に下りた時にはすでに暮色が迫って....