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「長夜の闇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

長夜の闇の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
浴槽の花嫁」より 著者:牧逸馬
期に亘《わた》って人知れぬ努力を払わせられた記録的なものだという。それはちょうど長夜の闇黒《あんこく》に山道を辿《たど》り抜いて、やがて峠の上に出て東天の白むを....
源氏物語」より 著者:紫式部
きないでしょうな。また一方から言えば女という罪障の深いものに生まれて、救いのない長夜の闇に迷うのもこうした関係から生じる煩悩が原因になり、恐ろしい報いを受けるこ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
に宿って人の世の黒業白業を傷む曲となっていた。単なる無常観に終り切れないで、如法長夜の闇にもなお朝の光を待ってやまないもの。それが明石ノ浦から興った当道覚一流の....