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長時
「長時〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
長時の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十八時の音楽浴」より 著者:海野十三
おり一日に三十分に限られることになった。しかし大統領は、何か折さえあれば、もっと
長時間かけることにして、国民のたましいを完全に取りあげたいものだと思っていた。さ....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
伏したのであります。 フィンランドはソ連に屈伏はしたものの、極めて劣勢の兵力で
長時日ソ連の猛撃を支え、今日の兵器に対しても防禦威力の如何に大なるかを示しました....
「振動魔」より 著者:海野十三
蒲団の位置もキチンと整頓していて、シャーロック・ホームズならずとも、お芳は相当|
長時間の予定で外出したらしいことがわかった。だが、それにしては、何という不用心な....
「壊れたバリコン」より 著者:海野十三
、自宅ヘ一報ヲ乞ウ。予ハ決死ノ覚悟ヲ以テ通信ヲ行ワム。 当方通信用電源小サクシテ
長時間ノ通信ニ耐エズ。詳細報ジタキモ已ムヲ得ズ。 貴局ヨリノ質問アリヤ。簡単ニ願....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
内外ということであった。 ◯房総、ヨコスカ、茨城の飛行場や軍事施設に対しては相当
長時間攻撃した。本土上陸の企図か? 小笠原のどこかへ上陸の前提か? ◯発表による....
「暗号の役割」より 著者:海野十三
。だがこれは元々彼が猫背のせいなので、なにも今夜に始まったことではない。 彼は
長時間厄介になった八つ手のしげみから放れようとして、蹴つまずいた。足の先に、ずし....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
酸素をおぎなうことも、また室内を温めることも、それほど大きな消費をしないで、艇は
長時間にわたる航空にさしつかえないのだ。 室内には、万一の場合に備えて、気密服....
「成層圏飛行と私のメモ」より 著者:海野十三
ではない。しかし、短時間の戦闘や偵察のときとはちがい、遠距離へ飛ぶこととなれば、
長時間寒冷の中を行くこととて、保温装置も大仕掛にしておく必要がある。 さて、話....
「キド効果」より 著者:海野十三
|丁度という時刻にこの博克図駅を問題の列車は興安駅の方へ向って進発したのだった。
長時間の夜汽車だったもので、室内は煙草のひどい煙と、悪食乗客の口臭と、もう随分永....
「瘤」より 著者:犬田卯
墨代をせしめたのである。)これにつづいて学校新築の問題が表面化した。増築案は前村
長時代から持ち越されていたものだが、それさえ行き悩みつつあったのに、今度はさらに....
「妖怪学」より 著者:井上円了
たるは、わずかに寸秒の間なり。しかれども、夢中には橋を渡りて落つるなど、すこぶる
長時の考えをなす。その他、いにしえを今とし、今をいにしえとし、わずか一夜のうちに....
「鴎外博士の追憶」より 著者:内田魯庵
った。 だが、鴎外時代になってから目に見えない改革が実現された。陳列換えは前総
長時代からの予ての計画で、鴎外の発案ではなかったともいうし、刮目すべきほどの入換....
「三十年前の島田沼南」より 著者:内田魯庵
は※袍弊袴で怒号した田中正造の操守と違ってかなり有福な贅沢な清貧であった。沼南社
長時代の毎日新聞社員は貧乏が通り相場である新聞記者中でも殊に抽んでて貧乏であった....
「帯の巾が広すぎる」より 著者:上村松園
只今では帯といっておりますが、慶
長時代では巻物と申しておったようでございます。絹羽二重は二つ割りにして、又支那か....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
軍の心胆を奪って大胆無比の作戦をなし遂げ得た。 あの極めて劣勢なフィンランドが
長時日良く優秀装備のソ軍の猛攻を支えた事は今日でもいかに防禦力の大であるかを示し....