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「長期戦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

長期戦の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
であるという勇ましい議論も盛んでありましたが、真相が明らかになり、数年来は戦争は長期戦争・総力戦で、武力のみでは戦争の決がつかないというのが常識になり、第二次欧....
今昔ばなし抱合兵団」より 著者:海野十三
の防空文化人なんだ。そうでしょうが」 「あ、なるほど、なるほど。しかし、ずいぶん長期戦が続くものですなあ。もういい加減、日本空軍が鉄に困って木製や泥製の爆弾を落....
今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
を確立した。 職業野球は四七年度の公式リーグ戦において試合総数四七六試合という長期戦を展開した。東京後楽園は、日曜日と祭日に二万から三万の観衆を集めた。しかし....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ますまいから、当分は大いに乱れて、両方の勢力互角――つまり、日本が東西にわかれて長期戦になる、昔の南北朝を方角を換えて規模を大きくしたようなことになりはしないか....
金銭無情」より 著者:坂口安吾
らない。セッカチはどうもいけない。ハハア、火鉢だなと、気がついたら、素知らぬ顔、長期戦で店の酒をのみ家から一歩も離れずねばつてやる。そのうち富子が便所ぐらゐは行....
三国志」より 著者:吉川英治
軍に利があり、一気に破ろうとすれば、多大に味方を損じるので、心ならずも、こうして長期戦を張って、長陣をしている理であるが、折入って、貴下に頼みたいというのは、賊....
三国志」より 著者:吉川英治
。厳白虎も、 「寄手は、長途の兵、このまま一ヵ月もたてば兵糧に困ってきます。――長期戦こそ、彼らの苦手ですから、守備さえかためていれば、自然、孫策は窮してくるに....
黒田如水」より 著者:吉川英治
。そして一面には、士気を疲らせないために、時折、軍馬を休め、浩然の気を養わせて、長期戦を期していた。 そうした休戦日のある折だった。黒田官兵衛の陣所へ、半兵衛....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
交戦国は極力この苦境より脱出せんと努力せるも、目的を達せずして戦争を終れり。 五長期戦争は現今、戦争の常態なりと一般に信ぜられあるも、歴史は再び決戦戦争の時代を....