長柄の槍[語句情報] » 長柄の槍

「長柄の槍〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

長柄の槍の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
煩悩秘文書」より 著者:林不忘
な街をつくっている。 雑沓を極める橋の上の往来。 諸侯の行列にはいくつとなく長柄の槍が立って、さながら移動する林のようである。武士、町人、諸職、僧侶、男、女....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
余りの長光《ながみつ》を抜き翳《かざ》した英雄が、サッと波打際に現われる。青貝の長柄の槍が現われて馬のさんずを突く。それが消えると、また朦朧とした黒い物影が、行....
決戦川中島 上杉謙信の巻」より 著者:坂口安吾
ができなかった。 我軍の鉄砲組が火蓋を切った。つづいて弓隊が之につぎ、つづいて長柄の槍組が突入した。円形を描いていた我軍は次から次へと新手をくりだして敵陣に突....
織田信長」より 著者:坂口安吾
。荒れ馬を縦横に駈け苦しめて乗り殺すほどの達人だというではないか。炮術に練達し、長柄の槍の利得を見ぬいているというではないか。腕ッ節の強さだけでも、曲者ではない....