長柄の銚子[語句情報] » 長柄の銚子

「長柄の銚子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

長柄の銚子の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
南地心中」より 著者:泉鏡花
な。」 と軽く云ったが、艶麗に、しかも威儀ある座を正して、 「お盞。」 で、長柄の銚子に手を添えた。 朱塗の蒔絵の三組は、浪に夕日の影を重ねて、蓬莱の島の....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
となしく見ていらっしゃい」 と言って、一人が有合わした雪洞《ぼんぼり》を取って、長柄の銚子を持たせるように、しかと両の手にあてがったのは、捕虜としての当座の手錠....
血ぬられた懐刀」より 著者:国枝史郎
、無数に立てられた銀燭に照らされ、蒔絵をクッキリと浮き出している。朱色に塗られた長柄の銚子が、次から次と運ばれて来る。床の間には黄金の香炉があって、催情的の香の....