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「長棒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

長棒の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
あるものはまた、一行と共に動いて行く金の葵紋の箱、長柄の傘、御紋付きの長持から、長棒の駕籠の類まであるのを意外として、まるで三、四十万石の大名が通行の騒ぎだと言....
十二支考」より 著者:南方熊楠
アフリカ》』に、シレ河辺※害殊に多い処々で、婦女水を汲みに川に下りず、高岸上より長棒の端に付いた瓢箪で汲むから、その難に逢わぬとは、竜や※に取りて瓢は重々不倶戴....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
けにし、あとは垂駕籠《たれかご》にした。 大名やその他身分の高い者の乗る駕籠は長棒駕籠《ながぼうかご》といって、棒が長く、八人で手代りに舁《か》くことになって....
顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
りもの》が三つ、さんざんに打ちこわされてころがっている。簾はちぎれ、底板はぬけ、長棒は折れ、ほとんど形のないまでにこなごなになっている。 藤波が、定廻りからの....