長石[語句情報] »
長石
「長石〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
長石の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「銀河鉄道の夜」より 著者:宮沢賢治
外を指さして云いました。 線路のへりになったみじかい芝草《しばくさ》の中に、月
長石ででも刻《きざ》まれたような、すばらしい紫のりんどうの花が咲いていました。 ....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
含んでいる。また一方隕石中には、地上の火成岩中に頻出する鉱物、すなわち、石英、正
長石、酸性斜
長石、雲母、角閃石、白榴石、霞石を含んでいない。これらは地球内部から....
「気狂い機関車」より 著者:大阪圭吉
したよ。いや。仲々沢山に有りましたよ。――先ず、多量の玻璃質に包まれて、アルカリ
長石、雲母角閃石、輝石等々の微片、それから極めて少量の石英と、橄欖岩に準
長石――....
「鳥羽伏見の戦」より 著者:菊池寛
よ敗勢の著しいものがあった。 五日には、淀城附近で会津の槍隊が奮戦して、敵の隊
長石川|厚狭介などを斃したが、淀城の城主稲葉家は、例の春日の局の血縁で、幕府には....
「田舎教師」より 著者:田山花袋
せて、何かしきりに考えながら、長く黙って、一通の手紙を書いて、上に三田ヶ|谷村村
長石野栄造様という宛名を書いた。 「それじゃこれを弥勒の役場に持っていらっしゃい....
「大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
こうした発達の趨勢《すうせい》は無限に存在しているのであって、従って、只、同様に
長石類を研究することに依って、より以上に廉価なる材料が発見されようとしてさえいる....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
しめえナ」 九 真夜中の住民大会。 塵埃箱《ごみばこ》の上に立ちあがった委員
長石金さんの舌端《ぜったん》、まさに火を発して、 「おれたちがこうしていられるの....
「古き小画」より 著者:宮本百合子
ますか?」 スーラーブは通一遍の興味で、隋円形の紫水晶と、六七|顆《つぶ》の円
長石とを選んだ。 「何と云ったか、その種々に光る石は、美しいことも美しいが少し高....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
いお寺から、旦那さまが宝物をお盗みになった。その跡を蹤けてはるばるあの方が、『月
長石』のように追ってきたんじゃないかしら……。宝物を返せ、さもなくば殺してしまう....
「ヒロシマの声」より 著者:豊島与志雄
う。然しその影が、石段に刻印された。 石段は花崗岩で出来ている。主成分の石英や
長石の白色部分は、閃光を反射すること多く、雲母の黒色部分は、閃光を多く吸収して溶....
「ドイルを宗とす」より 著者:甲賀三郎
学校を出て勤めの身になってから、甚しく私の興味を刺戟したのは、森下雨村君訳の「月
長石」と、小酒井不木君訳の「夜の冒険」の二長篇だった。就中後者は探偵小説構成の定....
「銀河鉄道の夜」より 著者:宮沢賢治
い》いました。 線路《せんろ》のへりになったみじかい芝草《しばくさ》の中に、月
長石《げっちょうせき》ででも刻《きざ》まれたような、すばらしい紫《むらさき》のり....
「前記天満焼」より 著者:国枝史郎
? 青々と光るものがある! 鉛で作った大形の、偃月刀でございます。柄に鏤めたは月
長石と、雲母石とでございました。それで刳ったのでございます。可哀そうな可哀そうな....
「周防石城山神籠石探検記」より 著者:喜田貞吉
こには県会議員難波作之進君、当社社司石原堅磐君、塩田村長田中邦五郎君、同村小学校
長石川健輔君はじめ、有志の方々十余名一行を待ち合され、湯を沸かして登山の労を慰せ....