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長禄
「長禄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
長禄の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
を尻に敷き続け得と信じたのだ。本邦にも牝鶏の晨するを不吉とした。『碧山日録』に、
長禄三年六月二十三日|癸卯《みずのとう》、天下飛語あり、諸州の兵|窃《ひそ》かに....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
先ず右のとおりであったと仮定して、次にそれに住した家族について説こう。実隆の父は
長禄四年に六十三歳をもって薨じたのであるが、そのとき実隆の年|甫《はじ》めて六歳....
「雪の宿り」より 著者:神西清
なく、かねてお聞及びもございましょう。右兵衛佐殿(斯波義敏)の御曹子で、そののち
長禄の三年に、義政公の御輔導役|伊勢殿(貞親)の、奥方の縁故に惹かされての邪曲な....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
村にたてこもり、南朝の正系たる自天王を擁し天靖の年号をたてて天皇を称した。しかし
長禄元年に北朝の刺客がこの村に忍びこんで自天王を殺し、その弟の宮忠義王をも殺した....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
それ以前に渡ったものがあったにしてもそれよりおよそ八十年前の(伏姫が死んだ年の)
長禄の二年に房州の田舎武士の金碗大輔がドコから鉄砲を手に入れたろう。これを始めに....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
一年に撰ばれた勅撰和歌集第二十一代の『新続古今集』には一首も歌が採られなかった。
長禄三年五月九日寂。年七十九。 尭孝は明徳二年、両統合体の前年に生れた。法印・....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
ものと言わねばならぬ。 木辻西阪は今も奈良市に木辻の名があって、『寺社雑事記』
長禄二年五月二十一日条に、五ヶ所の内貴通寺の法師原とあるのがこれである。その末路....
「放免考」より 著者:喜田貞吉
び、毎年正月十八日の三毬打に際し、禁裏に参上したものであった。また「蔭涼軒日録」
長禄二年十一月二十二日条に、相国寺領北畠・柳原の散所の事が見えている。この北畠の....