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長計
「長計〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
長計の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「運命」より 著者:幸田露伴
も生ずるに地無からんと。太祖の深智達識は、まことに能く前代の覆轍に鑑みて、後世に
長計を貽さんとせり。されども人智は限有り、天意は測り難し、豈図らんや、太祖が熟慮....
「三国志」より 著者:吉川英治
イ呉会ニ兵ヲ観ンコトヲ望ム。時呉兵ヲシテ遠伐ニ赴カシメ、自ラ守ルヲ虚シュウスルハ
長計ニ非ザル也。操ガ兵一度至ラバ、江南粉滅サレ尽サン。 坐シテ視ルニ忍ビズ、ココ....
「三国志」より 著者:吉川英治
しようもなかった。さきに祁山、渭南の地方にわたって、大いに撫民に努め、屯田自給の
長計をたてて、兵糧にはさして困らないほどにはなっているものの、かくてまた、年を越....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
十年の歳月を、行い澄まし、北条時政の娘、政子に眼をつけて、恋の巣に大望の卵を孵す
長計を立てている。また、常磐の子牛若は、鞍馬に長じて、年十六の春、金売り吉次に誘....