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長距離
「長距離〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
長距離の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
「というと、どんな迷案かね」 「最もすぐれたアイデアだよ。某研究所が秘蔵している
長距離ロケット機があるんだ。どうせそうすれば、あのロケット機に乗って地球から逃げ....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
はないかという説、PBXの一つではないかという説がある。それはB24の改良型で、
長距離偵察用として試験製作中のものだという。とにかく、銀色の巨体に、四つの発動機....
「死の快走船」より 著者:大阪圭吉
手間取ってやっと為し終えた時に、東屋氏がやって来た。 「君、多分この家の電話は、
長距離だったね? 済まないがひとつ交換局を呼び出してくれ給え。そして三重県へ掛け....
「気狂い機関車」より 著者:大阪圭吉
んが、恰度その時刻には、H機関庫からN駅の操車場へ、作業のために臨時運転をされた
長距離単行機関車がこの線路を通過しております。入換用のタンク機関車で、番号は、確....
「今昔ばなし抱合兵団」より 著者:海野十三
「そうです。穴掘り機械が入用です。ここに私が持っているのが、人工ラジウム応用の
長距離|鑿岩車です。さあ、安心して、この上におのりなさい」 「そうかね。それは実....
「宇宙尖兵」より 著者:海野十三
を走らせ、やがて受信局で、元のように組立てるという器械なんだが、今日やったように
長距離間で成功したのはまことに悦ばしい。ベラン氏もベルガー夫人の幼児も、無事ナウ....
「英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
時ロンドンに移転するかもしれない” そういう記事もあった。また、 “ドイツ軍の
長距離砲|敢えて恐るるに足らず、われまた、更に一歩進んだ新
長距離砲をもって酬いん....
「怪塔王」より 著者:海野十三
て円筒のなかに暮せるようにと、あらかじめ食料品と水をもちこんでいました。ちょうど
長距離飛行のときの、飛行士のような生活をしていたのです だんだん疲れて来るのは....
「暗号数字」より 著者:海野十三
秘密連絡所として市内某所を記した名刺を手渡した。そこは普通の民家を装ってあるが、
長距離電話もあれば、電信略号もあり、振替番号まで詳細に記載してあった。 帆村荘....
「坑鬼」より 著者:大阪圭吉
眼をつぶったが、すぐに立上ると、電話室へ出掛けた。十分間もすると戻って来た。多分
長距離電話であったのであろう。しかし戻って来た菊池技師は、抜け上った額に異様な決....
「余齢初旅」より 著者:上村松園
旅行をすることになったのであった。生まれてはじめての旅といっていい、私にとっては
長距離の、そしてながい日数の旅であった。 この旅行はよほど前からすすめられてい....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
り今日正午まで一昼夜間に、わが船三百九十一マイルを航走せり。これ、今回の航海中最
長距離なり。午後、ほかの汽船に会す。当夕は盛んなる競装行列ありて、乗客中、黒奴に....
「深夜の客」より 著者:大倉燁子
の父が――」 「お父様が?」 「あの――、亡くなりましたの」 「えッ? いつ?」
長距離電話で声で聞いたのは、まだ四五時間前の事だ。洋子もこの急変に驚いてしまった....
「茸をたずねる」より 著者:飯田蛇笏
であった。 午過ぎの歩行は午前中に比してひどく疲労を感ぜしめられる。それは既に
長距離を歩いて来た為ばかりではない。南方の天空へ廻って来た日輪は、南面の山腹へ対....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
て近世用兵術の発起点とする人が多い。二十万の大軍が広大なる正面をもって千キロ近き
長距離を迅速に前進し、一挙に敵主力を捕捉殲滅したウルム作戦の壮観は、十八世紀の用....