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長髪賊
「長髪賊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
長髪賊の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
ら、日本では元治か慶応の初年、支那では同治三年か四年頃にあたるでしょう。丁度かの
長髪賊の洪秀全がほろびた頃ですね。」 S君はさすがに支那の歴史をそらんじていて....
「頭髪の故事」より 著者:井上紅梅
すべし、遺老は寿命が来れば死ぬ。辮子はもはやとどめ得た。洪《こう》、揚《よう》(
長髪賊の領袖《りょうしゅう》)がまたもや騒ぎ出した。わたしの祖母がかつて語った。....
「風波」より 著者:井上紅梅
たのだ。辮子は? これはどうしても大事なことだ。お前達は知っているだろうが長毛(
長髪賊)の時、髪を留める者は頭を留めず、頭を留めるものは髪を留めず」 七斤と彼....
「沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
三十支那里、磚瓦をもって畳み重ね、壁の上には半町ごとに厳しい扶壁が作られている。
長髪賊の乱の時初めて備えられた大砲が、扶壁に残ってはいるけれど、ほとんど使用に堪....
「汽船が太平洋を横断するまで」より 著者:服部之総
くみえたことも、一つの理由ではあろう。またシナの内乱――五〇年から六四年にいたる
長髪賊――が何程かの理由を提供するかもしれない。だが何といっても決定的な原因は、....