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「門楼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

門楼の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
馬の脚」より 著者:芥川竜之介
《かつて》見ないところであり、「五歩の外に正陽門《せいようもん》を仰ぐも、すでに門楼《もんろう》を見るべからず」と言うのであるから、よほど烈しかったのに違いない....
三国志」より 著者:吉川英治
帝の眸が自分のもとにそそがれたと知ると、やにわに起って、 「一身何かあらん」と、門楼のうえから身をなげうって飛び降りた。 犇々と林立していた戟や槍の上へ、彼の....
三国志」より 著者:吉川英治
門の東西には、曹軍の旗が満々と、曙光の空にひるがえっていた。 曹操は、主閣|白門楼の楼台に立って、即日、軍政を布き人民を安んじ、また、玄徳を請じて、傍らに座を....
三国志」より 著者:吉川英治
周瑜は、うしろにいる旗手を叱咤しながら、自身も城門の中へ駈けこんだ。 すると、門楼の上からその様子をうかがっていた長史陳矯が、 「ああ、まさにわが計略は図にあ....